創業は1818年(文政元年)と、200年以上の歴史のある熊本の醤油メーカー「浜田醤油」さんにお邪魔してきました。
新国立競技場を手がけた世界的建築家・隈 研吾さんが、醤油蔵(国登録有形文化財)のリノベーションを手がけたということで、ぜひ見てみたいと思ったのです。醤油蔵の2階には、「うさぎカフェ」という醤油を用いたオリジナルスイーツや軽食等を楽しめるスペースが設けられています。
リノベーションにあたり、醤油蔵が持つうつくしい骨組み建築「和小屋」の姿はそのまま活かされています。
その上で、「和の大家」と称される隈氏の卓越したセンスによって、歴史的建造物が、居心地のよい空間として生まれ変わりました。
醤油づくりに欠かせない木桶は10桶あります。木桶仕込みの醤油は国内でも希少で、日本国内で1%以下といわれています。
また、文化財指定の醤油蔵で、現在でも醤油を製造しているというのは、熊本ではこの浜田醤油のみとなります。
ショップの床は、当時の炉筒ボイラーの煉瓦が床材として再利用されています。
白漆喰の壁は、陳列された醤油製品を引き立てるようです。
工場はガラス張りになっており、外側から作業風景が見えるようになっています。
そのため、製造エリアに立ち入らずして、工場見学ができちゃいます!通常は、食品工場見学というのは、スタッフ同行が必要である上、頭髪が商品に混入しないように専用の帽子を被ったりしなくてはなりませんからね。
二階のうさぎカフェですが、多くの女性客でにぎわっており、デートなどで利用するのにもってこいのお洒落な空間ですよ。
ではなぜ写真がないのかというと…、男性のみでは目立ちそうでしたので、今回は取材は断念したという次第です。また、今度は妻についてきてもらって、取材することにします。