宮本武蔵関連の史跡としては、武蔵塚公園や霊巌洞、西の武蔵塚、武蔵の引導石、泰勝寺跡、武蔵旧居跡などをご紹介して参りましたが・・・。
もっともマニアックなものをご紹介いたします。それが、この武蔵ゆかりの座禅石です!!
なにしろ案内板と平たい巨石があるだけで、墓碑などがあるわけでもないため、宮本武蔵に思い入れがないと、「えっ?この石だけ?」と言われてしまいかねないのですが・・・。
歴史好きのかたであれば、この石で座禅を組んでから霊巌洞に向かったのかなあ?とか・・・、歴史浪漫に思いをはせることができると思います。
梅林公園内にあるだけあって、座禅石に至る道には、さまざまな種類の梅の木がたくさん。梅のシーズンに、取材に来ればよかったですね・・・。
座禅石の傍らにある案内板。
伝 宮本武蔵ゆかりの座禅石
この巨石の上面は畳二枚敷位の広さがあり、昔から「座禅石」と呼ばれてきた。また傍の立石には地蔵の石像が納められていて、地蔵石と言われていたが、今は失われた。
この座禅石で、宮本武蔵も座禅を組んだとの伝承が強く残っており、そのため別名を「武蔵先生座禅石」とも伝えている。ここは昔の臨済宗隠軒の寺域で、座禅石があっても不思議ではない。武蔵は城下から岩戸観音にしばしば参禅しているから、まず妙解寺に詣で、ついでこの地で野外座禅を試み、古くからの山路をたどって岩戸観音に籠もったと考えることもできよう。
熊本市(※案内板より抜粋)
熊本市には宮本武蔵関連史跡が多くありますので、武蔵関連のところだけを効率よく1日で、一気にまわりたい!というようなときには、ぜひ加来タクシーにご用命ください。歴史に通じているタクシードライバーだからこそ、きっと歴史ファンにご満足いただけるツアーを行うことができると思いますよ。