弊立神宮のご本殿裏の鳥居をくぐり、杉並木で囲まれた階段を下っていくと、水源地である東御手洗社(東水神宮)があります。
・中国の始皇帝が不老不死の霊薬をこの神水に求められた
・瓊々杵尊(ニニギノミコト)がこちらの神水で全国を浄めてまわった
・・・など、様々な伝説の残る水源地なのです。
車で近くまでつけることも可能ですが、できるなら、この本殿裏の鳥居から、森の階段を降りて欲しいです。
森に作られた階段を降りていくと、ほんとうに静かで、都会の喧噪などまるで無縁で、別世界に迷いこんだかのよう。
霊感がないと思える私でも、おおいに感じいるものがあります。緑に癒やされたいという方はここを散策するのをとても気に入ると思います。
仲良くなれる木といわれる、双子杉。周囲を見ていただくとわかりますが、ご神木とされていない杉でも、たいへんな幹の太さのものばかり。途方もない年月が感じられます。
森の階段を抜けると、八代龍王が鎮められているという水玉池がみえました。この聖域を侵すと、台風が起こるとされています。
水源地よりの竹筒から流れるご神水。左右で水の味が違いますので、飲み比べなされてみてくださいね。
北辰妙見大神が祀られる東御手洗社。湧き水が作り出す小川にかかる小さな石橋を渡っていきます。
水玉池のほとりにある、東御手洗の水をひいている悠紀田(ゆきでん)と呼ばれる神田(しんでん)。
もとは西御手洗にあった主基田(すきでん)を、東御手洗の地に移した時の田植えの祭りが、大嘗祭の基となっているとのこと。
ガイドつきでまわりたいというときは、ぜひ神社検定2級を持つ観光ガイドタクシー、加来タクシーにお任せいただければと思います。