新年明けましておめでとうございます。本年も当ブログで熊本の史跡・観光名所をご案内していきますので、よろしくお願いいたします。
今回は熊本市北区龍田1丁目の立田阿蘇三宮神社をご案内いたします。後醍醐天皇の御代である、元弘二年(1332年)からある歴史ある神社なんですよ!去年11月、熊本国際民藝館を取材したときに訪問したものとなります。(なので、七五三の看板があります・・・)
国中守護神として、阿蘇大宮司宇治惟直が勧請創立したと伝わっております。
ただし、もともとは三協橋の西方五百米の場所にあった牧寉屋敷(上立田字牧鶴)というところにあったものを、「大道(大津街道)往来の諸人を守護せん」との神託により、寛文元年(1661年)に遷座されたとのこと。
御神殿に祀ってある祭神は、国龍神(くにたつのかみ)、比咩御子神(ひめみこのかみ)、健磐龍命(たけいわたつのみこと)、阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)の4柱となります。国龍神は神武天皇の第一皇子ですね。
御神木(筋無木)
その昔、阿蘇の宮より勧請のとき神様の御杖として突き来る枝を境内に挿しおいたところ根付いて神木になったと伝えり。
爾来神威益輝き小児の筋気(ひきつけ)起こしたる時、神木の葉を祈願し水に浮かして其の水を飲ましむる時は、筋の病たちどころに治癒するという不思議な霊験あり。是れ筋無木の称ある以所であります。
筋気の守護神立田の筋の神様の名をひとだび遠近に伝ふるや諸病平癒にも霊威は著しく拝され、崇敬愈加わり県内外より祈願奉賛するもの絶ゆることなく大神の神助を仰ぎ霊験を受けて生長せし人すくなからず。普く人の知るところであります。
(現地案内板より引用)
境内社の天満宮。学問の神様ですね。
御朱印は、残念ながら現在は行っていないということです。
なお、三宮神社は「筋の神様」として有名なんですが、筋の病の消除に限らず、諸病平癒・安産・子授け・健康安全・家内安全・交通安全など、さまざまな御神徳があると言われています。また、開発殖産の神様ですので、事業の発展・商売繁昌・開運厄除の御霊験もあるということです。
本年もどうぞ、加来タクシーをよろしくお願いいたします。