下城の大銀杏のすぐ近くに、自然のスケールのでかさや、途方もない年月を感じられるスポットがありますので、ご紹介させてくださいね。
それが、下城滝と鍋釜滝。2つの滝が、近い距離で連続していて、しかもいろんな方向から楽しめるように吊り橋や展望台が整備されていて、見応えがあるのですよ。
まずは、鍋釜滝から。
岩の割れ目に入った小石が水流で回転し、それにより岩が次第に削られていき、このような滝が形成されたとのことです。その形状が、鍋や釜に見えることから、滝の名前が付いたとされるそうです。
さきほどの写真を、反対側から見るとこうなります。落差は5mほどですが、川幅が広いために流れていく水量が多く、迫力があります。
右に見えている遊歩道をぐるっと歩いて、滝をさまざまな角度から、自然の作り出す景観のすごさを実感していただけると思います。
近づくとこんな感じ。ちょっと怖いくらい。
阿蘇火砕流堆積物である溶結凝灰岩は、浸食される時に岩石が柱状のまま剥がれ落ちるので、しばしば滝を形成するとのこと。
鍋釜滝を通った水流が、長い年月をかけて岩盤を削り取って形成された崖の間を抜けていきます。
下城橋吊り橋。水流が削り取った浸食の跡を、川の真上から見ることができます。
ここを渡ると、鍋釜滝を間近から見ることができます。
このように、遊歩道側の逆側から、滝から水が落ちていく様を見ることができます。
鍋釜滝のすぐそばにある下城滝。落差50m!
以前は滝壺近くまで歩いて行くことができたのですが、土砂崩れによる通行止めが続いており、このように上から見るだけとなります。
自然の迫力を感じられるスポットとなりますので、小国町に来られるなら、ぜひここも見ていただきたいです!
本記事が今年最後の更新となります。来年もどうぞよろしくお願いいたします。