山都町にあるパワースポット、弊立神宮を訪れました。
高天原神話発祥の神宮であり、1万5千年もの歴史があると言われていながら、世間に知られていない”隠れ宮”。この神宮の始祖である健磐龍命(たけいわたつのみこと)が、応神天皇の時代の「高天原の乱」に係っていた為に、自ら身を隠して「隠れ宮」となった、と言われています。
神武天皇の孫たる健磐龍命が、ここで幣を立て、宇宙から降臨された神々を祀ったことが始まりである、と伝わっています。弊立神宮という名前も、そこから由来しています。
鎮守の森自体が、町指定天然記念物(ふるさと熊本の樹木・昭和56年3月12日登録)となっています。
幣立神宮は「日の宮」とも言われています。これは、天照大神が住む宮殿という意味になります。こちらのご神木に「天照大神」の御霊がいらっしゃると言われています。神漏岐命・神漏美命が降臨されたご神木の檜は、現在の幹は10代目であるとのこと。
ただし、1991年9月27日の台風19号により幹が折れてしまい、上部が枯れてしまって、ありません。その上部は台風により本殿の上に落ちて、本殿を台風の被害から守ったとのことです。
ご神木の折れた上部は、天神木「高千穂」として、このように祀られていました。
訪問した日は水曜日で、平日でしたが、数多くの参拝客でにぎわっていました。隠れ宮ですから、一昔前であれば、地元民しか知られていなかったのでしょうが、いまはSNSなどもありますから、パワースポットとして知られるようになっているのかもしれません。
弊立神宮は山1つまるごと境内となっているような大きな神宮で、規模が大きいですので、来週につづきます。