松嶋菜々子さんを起用した、KIRINの清涼飲料水「生茶」のCMのロケ地として有名になったのが、この鍋ヶ滝。滝壺の裏側に歩いていくことができる、いわゆる「裏見の滝」の代表的なもので、滝の裏側を歩いて、対岸まで行くことが可能です。
滝の裏側から撮影したもの。当然ながら、水しぶきがすごい!!なぜだかカップルで来ている人が多く、デートスポットとしても人気のようです。
滝の裏側はなんと、幅45m、奥行13mもあります。なお、滝の大きさは幅約20m、高さは10mとなっています。(鍋ヶ滝の観光パンフレットより)
鍋ヶ滝がここまで整備される前にも、一度訪れたことがありますが、そのときはこのような立派な階段はついていませんでした。きちんと遊歩道が整備されたため、こんな雨の日でも鍋ヶ滝に気軽に訪れることができるようになりました。ありがたいことですね。
こういった売店も以前はありませんでした。駐車場もきれいに整備されていますし、駐車場には誘導員が4人も配置されていました。付近の道路も昔より拡幅されているようですね。
その代わり、入場料が大人300円必要になっていますが、ここまで快適に鍋ヶ滝を堪能できるようになったのですから、整備前には鍋ヶ滝へ行くことがたいへんだったことを考えると、安いものではないかと思います。(なお、小学生と中学生は150円、小学生未満は無料。)
このような遊歩道が整備される前は、こういったマムシに注意しながら、山の斜面を降りていったのです・・・。滝を見るだけで、軽く命がけでした。
ただ、遊歩道が整備されたとはいえ、そこそこ高低差もありますし、滑りやすいところも通りますので、足腰の悪いかたはすこし訪れるのが難しい場所かもしれません・・・。
滝ごしに自然の風景を堪能できるのが鍋ヶ滝の特長ですが、この日はあいにくの雨模様でしたので、水量が多すぎて、滝ごしにあまり風景が見えなくなっていました。
撮影をされる場合は、水しぶきでカメラが故障する可能性がありますので、防水対策はしておかれたほうがいいかと思います。
平成26年9月23日に世界ジオパークに認定された「阿蘇ジオパーク」のひとつになります。この鍋ヶ滝は、阿蘇のカルデラをつくった約9万年前の巨大噴火で出来たと言われています。それが長年浸食を繰り返し、いまの形になっているのですね。
春限定でライトアップイベントもありますから、そういった機会を狙って来るのも良いですね。平成30年のライトアップはすでに終了しており、今年は3月31日~4月5日まで、18時から21時にかけて行われていましたよ。