絵本作家として名高い、葉祥明(よう・しょうめい)さんの美術館が阿蘇郡南阿蘇村の高原にあります。
絵本や芸術に疎い人でも、絵をみてもらえば、たいていは「ああ、この人が!」となりますね。
青々と茂る暖かそうな大草原に、ポツンと立つ可愛い木や家・・・。そんなイメージの絵が多いでしょうか。見る人の心を暖かくしてくれる、さわやかで不思議な魅力のある絵が魅力的です。
「かもメール」「はあとメール」「ふみの日記念切手」などでも、葉さんの絵がたびたび使われました。
葉祥明さんは1946年熊本生まれの絵本作家さんで、自然や人間の心を含めた地球上のあらゆる問題をテーマに創作活動を続けられています。ニューヨークの「アート・スチューデンツ・リーグ」に留学して、油絵を学びました。
童話作家さんの葉山祥鼎(はやま・しょうてい)さんは弟さんで、じつはこちらの館長もされています。
葉山祥鼎さんの「ブルービー」シリーズ。ブルービーとは、阿蘇で7月~10月ごろに見られる青いミツバチのこと。ルリモンハナバチが正式名称で、「シアワセを呼ぶ蜂」とも呼ばれています。南阿蘇村を走る「ゆるっとバス/ブルービー号」にはブルービーとルリの絵がデザインされており、阿蘇を巡回していますよ。
葉山祥鼎さんは、熊本県阿蘇郡の環境保全に取り組み、「ビレッジ・トラスト運動」を推奨しておられます。
この美術館には広い庭園があり、ブルービーが自然に生息しています。見かけたら幸運にあやかれるかもしれませんよ!
カフェ「Blue Bee cafe」も併設されていて、美術館では作品をながめつつも、くつろげるようになっています。
残念ながら、写真つきでご紹介できるのは、無料区間のみ。美術館の有料ブースは写真撮影禁止ですので、そちらは自身の目でご確認くださいね。
阿蘇大橋があった辺りは国道57号が通れなくなっていますので、今年8月から開通した迂回ルート「長陽大橋ルート」でご来場くださいね。阿蘇はいま通行止め区間が多数ありルート選びが難しいですので、加来タクシーにお声がけいただければ、周辺の阿蘇の楽しいスポットも含めてご案内いたしますよ!