石のかざぐるまを知っていますか?九州唯一、石でできたかざぐるまが山鹿市鹿本町の一本松公園にございます。このオブジェ、もちろん風がふけばちゃんと回るんですよ!
どうですか、このデカさ!羽はじつに1.5トンの重さがあるそうなんです。これがまわるのだから、よほどよいベアリング(軸受)を使っているのでしょうね・・・。すこし背のある人が頑張れば、羽根を手でまわすこともできます。
この石のかざぐるまは、高知県在住の彫刻家、門脇おさむさんの作品です。京都や岡山、高知などに、この石のかざぐるまシリーズがあるわけですけれど、羽根の大きさではこの植木町のものが日本最大になるんだそうです。3基ありますが、これで家族をあらわしているとか。
ただ、1つ気がかりなのは、昔はもっと羽根が長かったような気がすること。そして、この日は石のかざぐるまは回っていなかった・・・。もしかして、熊本地震で羽が一部とれていたりするんだろうか・・・?それで回っていないんだろうか?と思って、植木町商工観光課さんに伺ってみました。
「設置当初からサイズはかわっていませんよ。」(植木町商工観光課)との回答。風速3mあれば回るので、訪れた日は風もあまりありませんでしたので、故障しているとかではないようです。どうやら、記憶のなかで羽根がとても大きくなっていたようです。植木町商工観光課の職員さま、お手をわずらわせて申し訳ございませんでした。
石のかざぐるま概要
■長さ 中央5.5m 左右3.5m
■羽根重量 中央1.5t 左右1.0t
■在室 赤みかげ石(スペイン産)
■年月 平成六年三月
■回転力 自然の風のみ
風速3m(ススキの穂がゆれる程度)で羽根がまわります。(但し、正面から吹いた場合)
羽根の大きさでは日本一、九州唯一の石のかざぐるま
鹿本町
ここ一本松公園は、鹿本平野を見下ろす高台にあり、人気のお花見スポットでもあります。
また園内にはローラーすべり台、草スキー体験場、テニス広場やキャンプ場、特産品販売所などがあります。
広い駐車場も完備されております。前回ご紹介した清浦奎吾記念館のすぐそばですので、このへんをセットでまわるとよろしいかと思います。