玉名市天水町といえば、草枕温泉が思い浮かぶ人が多いかと思いますが、豊かな水源地でもあります。
今回は尾田川の水源地である、尾田の丸池をご案内いたします。
この水底までくっきりと見える澄んだ水を求めて、多くの人が水を汲みにくるのです。(水源管理費として、100円が必要。ひとりあたり、20リットルまで。)
かつては水遊びのために多くの家族連れで賑わっていましたが、利用者のマナーの悪さなどから、ついには遊泳禁止となってしまいました。
尾田川は環境省の「平成の名水百選」の1つである金峰山湧水群に属しており、1日あたり約600トンもの水が湧き出ています。
地元では尾田川の水を、農業用水として利用しています。
直径2mほどの丸い池から、水が湧いているのですが、その水源地からすこし離れた場所に、このように常時水が流れている水くみ場があります。
なお、尾田の丸池からはじまる尾田川はひどく蛇行しており、九十九曲がりと呼ばれています。
草枕温泉に寄ったついでにでも、きれいな湧き水を汲みにいってみてはいかがでしょうか。