高森町を観光でご案内しますと、名物料理である田楽を食べたい!と言われることが多いです。そんなときに、必ず第一候補としてご案内していますのが、今回ご紹介する高森田楽保存会さんです。東京オリンピックのときに、ちょうど60周年を迎える予定という、歴史のある老舗の料理屋さんです。
田楽は炭火で焼き上げるので、夏場はちと暑いですが、囲炉裏を囲んで炭火で燻された田楽を食すのは、なかなか乙なものですよ。
高森田楽コースには、上記の味噌だれを塗った4本の串焼きのほかに、生揚げと山菜団子汁、香のものがつきます。
高森田楽コース(1,890円)
- こんにゃくと山菜…1串
- お豆腐…1串
- 鶴の子芋…1串
- 山女魚…1串
- 生揚げ…1皿
- とうきびご飯/香のもの
- 山菜だんご汁
この揚げたての生揚げに、ショウガとお醤油をたらして食べるのが、またうまい!生揚げがこんなにおいしいものだとは気づきませんでした。
メニュー表を見ますと、さきほど囲炉裏で焼いていた里芋の串焼きは「鶴の子芋」という芋だということがわかります。
鶴の子芋は子芋を利用する田楽専用の品種で、石川早生長系統の在来種。飲食店との契約栽培がほとんどであり、そもそも生産者が4~5名しかおらず、青果として入手するのは難しいものです。
建物も古くからある建物であるようで、それがとても良い風情を醸し出しています。排煙設備がないからなのか、夏場でも窓を開け放し、クーラーなどもついておりませんので、そこだけはお気を付けくださいね!