雲仙天草国立公園のインフォメーションセンターである、天草ビジターセンター。
天草地方特有の植物や、自然環境について学ぶことができる施設です。
※本来は撮影禁止ですが、取材ということで、特別に係員さんに許可をいただきました。
代表的な天草特有の生物としては、やはりハクセンシオマネキ(絶滅危惧種)でしょう。
体長2cmほどの小さいカニで、松島町永浦島の干潟でよく見られ、4~10月頃の暖かい時期が見頃と言われています。6~8月頃の繁殖時期には、干潮時に愛らしい求愛ダンスを見ることができますよ。
天草陶石として知られる、変質流紋岩。流紋岩質岩脈が熱水変質作用により陶石化したものとされています。日本で産出される磁器原料の8割を占めるそうですよ!
天草各地で見られる石の分布。
大矢野町の特産品である、天草砥石が販売されていました。いまや資源枯渇により、多くの産地で天然砥石の採掘が終了していますので、貴重なものです。
現在、世に出回っている砥石のほとんどが、酸化アルミニウム及び炭化ケイ素を主原料とする人工砥石になっています。
天草の干潟のひろがりを示す模型。
右下の高杢島(たかもくじま)は、別名「天草富士」といわれ、引き潮のときには歩いて登ることができます。
船の模型。
展望休憩所では、天草の海岸をながめつつ、軽食を取ることができます。
さまざまな天草のお土産を買うこともできるほか、シモン茶の試飲もいただけますよ。また、ここでしか買えない、天草関連の書籍が販売されています。
自然の風景を生かした、記念撮影用のブースもありますよ。