まったく冬場にする話題ではないですが…。先週の浮島神社を取材したときに、その近くにある嘉島湧水プールも訪れましたので、ご紹介します。
ここはですね、なんと!湧水地を仕切って、天然のプールにしてしまった…という、全国的に見ても珍しいものです。かつて学校にプールがなかった時代には、ここで水泳の大会なども行われました。ここで練習して、オリンピック銅メダル選手(田中聡子選手)も産んだといわれています。
湧水地を木材で区切っただけのプールですから、魚もふつうに泳いでいますし、水温は年間をとおして18度くらいだそうで、夏場でもちょっと冷たいですね。当然のことながら、冬なので誰もはいっている人はおりませんでした。お子さんがいらっしゃる方は、こういう自然のプールで子どもを遊ばせると、きっと喜ぶと思いますよ!
底には砂利が敷き詰めてあり、きちんとライン引きされている25mプールです。利用料金は無料ですが、夏場は駐車場利用料だけが500円取られるということです。営業時間は10時~18時。
プール手前は別に区切ってあり、地元の方が生活用水として使うために立ち入り禁止になっています。
こちらの湧水は、「浮島・六嘉湧水群」として、平成の名水百選にも指定されています。先週紹介した、浮島神社の「神の池」も、このくくりですね。
オフシーズンのため見あたりませんでしたが、貸し出し浮き輪・軽食・トイレ・更衣室もあるそうです。熊本震災直後の昨夏は、どこのプールも使用不可になっておりましたので、この天然プールの存在は貴重だったのではないかと思いますよ。ぜひ訪れてみてくださいね!