先週、弓削神社の話をいたしましたが、実は弓削神社と名のつく神社はこの地に2つあり、白川をはさんだ近くに、もう1つあります。この2つを総称して、弓削神社とすることもあります。今回はこちらの、「もう1つの弓削神社」をご紹介します。
先週紹介したほうは女神でして、対岸にあるこちらの小さいほうが、男神となります。男神が白川の飛び石をつたって、女神のもとへと逢瀬を楽しんだとか、そういういわれがあるようです。弓削神社は福岡県久留米市や大阪府八尾市にもありますが、それらも同様に、「川をはさんで、男神と女神と位置づけられる神社が鎮座する」形式となっているようです。
女神にくらべて全体的に小ぶりな施設となっております。こちらも男性器のモニュメントがあちこちに奉納されています。
こちらの男神としての弓削神社は、上弓削神社とか、弓削法王社という言い方をすることもあります。
性器奉納の由来。この看板に「法皇神社」という言葉がでてきますが、これは女神のほうの(先週紹介したほうの)弓削神社のことで、以前そうよばれていた時期があることから、「ホウオウさん」という言い方で親しまれているそうです。
林に囲まれていて、駐車スペースもあまりなく、目立つ看板書きもないことから、ここに神社があることを知らない人もいるのではないかと思います。多くの人は弓削神社が1つだけだと思っているんじゃないかとも思います。
このような見落とされがちなスポットも、興味がありそうだとみれば、ご案内できますから、観光タクシーをご利用のさいには、どのようなことに興味をお持ちなのかドライバーにぜひお伝えください。時間に余裕があるときは、お客様にあった、小さいスポットを追加でどんどんルートにいれていきますよ!