花岡山陸軍埋葬地~神風連の変

 

明治9年10月24日に発生した神風連の変で戦死した、熊本鎮台司令長官・種田政明少将以下、116名を埋葬するために開設されました。

 

神風連の変については、以前記事にさせていただきましたので、そちらもご参照ください。(→神風連資料館(桜山神社))そのときの記事にも書きましたが、わたくしの祖先が、神風連側として参加しておりました。

 

 

現状ですが、当墓地は草が伸び放題で、手入れが間に合っておらず、草をかきわけて取材をする感じになりました。もう少し綺麗に整備されてくれると観光地としてご案内しやすいのですが・・・。墓石も折れたりヒビがはいっているものが多く見受けられました。

 

 

軍人・軍属合葬之碑。当墓地は、西南戦争時に薩軍により熊本城を狙うための大砲陣地が設置されましたので、それにより多くの墓石が亡失するなどして荒廃することとなりました。そのため、西南戦争終結後、埋葬場所の特定が困難となった埋葬者136名を合葬した石碑が作られたのが、この石碑となります。

 

 

隣接する県官墓地にある、熊本県令安岡亮介の墓所。神風連の変のときに自宅で襲撃されて重傷を負い、その3日後に鎮台病院で亡くなりました。

 

 

花岡山には、頂上にある仏舎利塔のほか、加賀マリアの墓所があったり、招魂社があったり、阿蘇殿松跡など多くの史跡が集まっている場所でございますので、新幹線での出張のときなど、あまり熊本駅から離れられないときには、花岡山を観光に組み込むのをお勧めしますよ!加来タクシーなら短時間でガイドつきでご案内できますよ。