球磨焼酎ミュージアム 白岳伝承蔵

 

今回は酒蔵巡りをしようと人吉にやってきましたよ!まずはトップバッターとして、白岳伝承蔵をご紹介いたします。

 

こちらを運営されている高橋酒造さんの球磨焼酎「白岳」といえば、熊本のトップブランド。よくテレビCMもばんばん流れている知名度抜群の焼酎です。

 

 

「球磨焼酎」ブランドは、1995年に国税庁により「酒類の地理的表示の産地指定」を受け、国際的ブランドとして保護されています。他に日本で産地指定を受けているものとしては、「壱岐」「琉球」「薩摩」「白山」などがあります。この指定を受けているということは、球磨焼酎とは国際的にブランドを保護すべきという価値が認められている焼酎である、ということなのです。

 

酒類の地理的表示の産地指定とは?

WTOが1994年に作成したTRIPS協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)により産地名を勝手に商品に使ったりできないようになったんですね。例えばボルドーワインとかもそうですが、TRIPS協定で保護されているブランドですので、「熊本県産ボルドーワイン」とか、「ボルドー風ワイン」なんて表記しても協定違反ということになります。これを受けて、日本でも酒類の地理的表示の産地指定を行い、産地名ブランドの国際的な保護を行っています。

 

 

訪問時はひな祭りの時期で、人吉球磨地方一帯でのお祭りである「人吉球磨は、ひなまつり2019」の開催期間中でした。

 

白岳伝承蔵の入口すぐのところにも、見事なひな壇が飾ってありました。人吉は毎年1ヶ月以上に渡って、ひな祭りのイベントがあっているんですよね。観光施設や商店街など約100カ所にひな人形が飾られるほか、開催期間中は、人吉球磨の温泉協賛施設にて、球磨川温泉郷めぐりスタンプラリーも開催されています。

 

 

白岳ギャラリーでは、過去の白岳のCMや広告ポスターが展示されていました。

 

なぜ、こんな中途半端な写真なのかというと、試飲コーナー以外は撮影禁止だったからです。なので、試飲コーナーから入口だけ撮影・・・。醸造工程などを解説したパネル展示や、白岳の歴史を紹介したビデオ上映などもあるのですが、残念ながらそれらは写真でご紹介することができません!ぜひ実際に足を運んでみてご覧になってくださいね。

 

 

さて、お楽しみの試飲コーナー!!!球磨焼酎400年の歴史の勉強も、それはそれでとても興味深いのですが、実際のところのみなさんのお楽しみはこちらではないでしょうか!8種類の瓶から、お好きなものを直接注いで飲める趣向になっています。いろいろ味見させていただきましたよ。

 

なかにはここでしか買えないブランドもあり、たとえば一番手前の「KOMORIUTA(子守歌)30度」もその1つ。長期甕貯蔵熟成酒(古酒)で貴重なものらしく、市販されてないのだそう。

 

 

白岳を使用したリキュール類。ゆずもんも白岳伝承蔵限定だったと思いますが、試飲してみましたが、これがたいへんおいしい!さわやかな飲み口で、たいへん気に入りました。試飲するといろいろ買いたくなりますね!限定商品を買って、友人知人へのお土産にするのもいいですね。

 

 

地元特産の食品、酒、くまモングッズなども販売されています。きちんと堪能するならば、上映~パネル展示観覧~試飲~お買い物で、所要時間1時間くらいは最低見ておかないといけないと思いますよ。