玉名ラーメンと、高瀬商店街

 

玉名にきたらラーメンば食べんといかんでしょ!ということで・・・。

 

近くのガソリンスタンドのお兄さんをつかまえて、おすすめのラーメン店を聞き出しました。それがこちら、千龍さんです。

 

 

焦がしニンニクと海苔、中細ストレート麺、濃厚豚骨スープが特徴となります。熊本ラーメンよりは細麺ですね。この年になると豚骨スープはなかなか重かったりもするのですが・・・、しかしとても美味でございました。

 

玉名ラーメンは、じつは熊本ラーメンのルーツとされています。かつて国鉄高瀬駅そばで営業していた中華そば店「三九」がその玉名ラーメンの元祖となるお店なのですが、ここの人気を聞きつけた熊本市の人たちが味に感銘を受けて、熊本市で提供されるようになったのが「こむらさき」「味千ラーメン」「松葉軒」といったお店だからなのです。

 

さらにいうと、三九はもともと久留米で営業していましたので、玉名ラーメンのルーツは久留米ラーメンということになるかと思います。

 

 

人気のお店らしく、待機用のテントが・・・

 

 

ラーメンで腹ごしらえしたあと、高瀬裏川の散策をしまして、そこから高瀬商店街へはいっていきました。まずは高瀬倉から。

 

 

高瀬蔵は、猿渡家から市に寄贈をされ、現在では玉名商工会議所が管理をしている多目的ホール兼飲食施設です。商店街の中核施設として位置づけられているそうです。

 

 

正面から見た高瀬蔵。飲食店としては居酒屋やインドカレー専門店などがテナントとして営業しています。多目的ホール(200名収容)ではいろんな行事が行われているそうですよ。

 

 

商工会議所が管理しているだけあって、玉名物産コーナーがあったり、観光パンフレットが置かれていたりします。下には明治当時の商家の名残りで、トロッコレールの跡が残っているのが実に面白いですね。

 

 

 

高瀬蔵を出たあと、商店街をねり歩きます。明治や昭和初期の頃の建物をそのまま生かしたようなお店が多くていいですね。

 

ここ柳屋茶舗は4代にわたってお茶屋を営んでいらっしゃいます。ここの会長さんが、高瀬裏川筋を愛する会の会長さんだったかと思います。

 

 

ここも古くから酢屋をいとなむ荒木直平商店。さまざまな酢を販売されています。

 

 

裏川沿いに明治8年に建てられた離れ”菖蒲庵”には、西南戦争のさいに征討総督有栖川織仁親王がお泊まりになられたということです。菖蒲庵も特別に見せていただいたのですが、うっかり写真を撮り忘れてました・・・

 

 

そのかわりに、見事なひな飾りの写真をば。

 

 

ちょうど時期だったので、花しょうぶ祭りのポスターが至るところに貼られていました。

 

裏川散策に来られたら、高瀬商店街を見ずに帰るはもったいないですよ!もちろん玉名ラーメンもぜひ食べてかれてくださいね。