八千代座資料館・夢小蔵

 

八千代座の道向かいに立地する夢小蔵。実はこの建物、明治20年に洋品店の蔵として建てられたものを、平成4年に八千代座資料館としてリフォームしたもので、明治43年竣工の八千代座よりもよほど古いものだったりします。

 

八千代座の見学チケットはこちらで購入することができ、八千代座見学の際には、まずこちらの夢小蔵を案内されます。八千代座の成り立ちについてのビデオ上演がありましたが、こちらは写真撮影不可とのことで割愛。

 

 

1F受付。こちらでお土産品なども買うことができますよ。右にちらっと見える緑色のキャラクターが、八千代座のゆるキャラ、チヨマツくんです。八千代座100周年を記念して作られました。

 

チヨマツくんは、八千代座舞台背景 の松羽目(まつばめ)をイメージして作られたそうで、山鹿市のホームページにはチヨマツくん応援ソングも無料ダウンロードできるようになっています。

 

 

1Fでは、坂東玉三郎丈が使用された「鐘ヶ岬」の衣裳やポスターなどを展示中です。

 

 

 

2Fの資料室。八千代座で実際に使用された甲冑や銃、槍、傘といった、150点もの小道具が所狭しと展示してあります。

 

 

芝居小屋として生まれた八千代座ですが、昭和の時代にはいると娯楽が多様化し、テレビなどの時代になったこともあり、八千代座で映画の上映なども行われたといいます。そのときに用いられた映写機。

 

 

当時の決算仕分帳。こういった帳簿関係も見ることができました。

 

 

当時のポスター類。

 

 

八千代座に登壇した俳優さんたち。大物さんたちばかりですね。

 

 

しっかり堪能しようと思えば、夢小蔵だけでもかなりの見応えがあります。

 

大人520円(420円)、小・中学生260円(210円)ですが、八千代座見学ができない場合で、夢小蔵資料館のみ見学の場合には大人210円(168円)、小・中学生100円(80円)となります。山鹿灯籠民芸館との共通入館チケットが安いですので、両方まわる時間があるときには、そちらをオススメいたします。