人吉鉄道ミュージアム MOZOCAステーション868

MOZOCAステーションの1F

 

人吉駅に隣接した鉄道博物館「MOZOCAステーション868」。明治から続く肥薩線の歴史を楽しみながら学べる空間になっています。

 

「もぞか」とは、熊本の方言で「小さい」「かわいい」といった意味ですが、その名の通り、小さいお子さんを遊ばせるにはうってつけの施設です。ここなら子どもたちが飽きずに遊んでくれるだろうな、と思います。入館料も無料となっております。(ミニトレイン、レイルバイクは1回200円)

 

MOZOCAステーションのミニトレイン

 

館内の『もぞか駅』から、屋外の『人吉駅』まで行ける、人気のミニトレインに乗って遊ぶ子どもたちと、それを見守る親御さんたち。1時間に1~3本が運行されています。運行5分前からチケット販売が開始され、完売したときには臨時便が出るようになっていますよ。

 

なお、雨天時は屋内を3周するコースに変更されるので、雨天時にもお楽しみいただけます。このミニトレイン、子ども用かと思いきや、大人のかたも結構乗られる方が多いようで、肥薩線の線路と併走する形になるために、運がよければSL人吉と併走することもできますね!

 

 

軽食スペースでは、ソフトドリンクやコーヒー、アルコール類、ソフトクリーム、スイーツ、パンなどがあります。飲食物の持ち込みは可能になっていますが、一部、飲食物の持ち込み禁止エリアがありますのでご注意ください。

 

 

1Fには、ジオラマ展示や映像鑑賞・展示スペース、プラレールや木のプールのある子どもスペース、ミニトレイン、水遊び場などがあります。

 

人吉機関車庫

 

2Fには、レイルバイクや図書館、学習スペースなどがあります。屋上は展望デッキとなっています。

 

この2Fからは、日本国内で唯一の石造車庫を見下ろすことができます。明治時代の建造物で、現在でも車両停泊や、列車の清掃・給油・洗浄・留置などの役割を果たしています。この中をSL人吉が通過していくさまは、とても絵になりますよ。

 

 

MOZOCAステーションを離れて、人吉駅に来てみました。JR九州(肥薩線)の駅であるほか、くま川鉄道(湯前線)も共同使用している駅となりますが、くま川鉄道としては「人吉温泉駅」と称しています。

 

右側に見えるのが有名なからくり時計。人吉城のお殿様が、城下見物を行うというストーリーが、民謡にのせて展開されていきます。9時~18時の毎時、3分10秒にわたって動作します。(11月~2月は17時で終了)

 

 

訪問時期は、プレイステーション4用ゲームソフト「まいてつ」とのコラボイベント「人吉まいてつ祭2019」が開催間近の時期でした。まいてつはSLをテーマにしたゲームソフトで、シナリオライターの進行豹氏がユーザーを集めてくま川鉄道を走らせた縁で、コラボが実現したようです。

 

鉄道ファンのみなさんも、ぜひ人吉にいらしてくださいね。