西岡神宮

 

 

菊池氏、宇土氏、名和氏といった、宇土歴代領主の尊崇を受けてきたのが、この西岡神宮です。

 

小西行長公が領主の時代には、キリシタン大名であった小西氏により社殿焼き討ちに遭いました。(小西氏の時代には、県南の寺社の多くが破却を受けたとの言い伝えが残っています。)その後、加藤清正公により現在の地に再興され、細川氏の庇護も受け、現在にいたります。

 

 

和銅6年(713年)、宇土地域の総鎮護として中原に創建されました。

 

当時は春日大神住吉大神の勧請でしたが、承久3年(1048年)に八幡宮をあわせて祀ったため、三宮大明神と称することになり、現在でも三宮さんの名で親しまれているそうです。

 

 

社殿に用いられている石柱や基礎の石が赤みがかっていて、宇土市ならではの馬門石が使われているのがよくわかります。

 

※馬門石とは、宇土市網津町字馬門で産出される凝灰岩で、約9万年前の阿蘇山の噴火により流れ出た火砕流が堆積したものです。

 

 

五色の鳥居。

 

緑…仁・自分を愛し真心と思いやりを持ち誠実に人と接する
黄…信・心も行動も言葉も嘘偽りのない生き方で人と接する
赤…礼・礼儀礼節を大事に節度ある態度気持ちで人と接する
白…義・道理や人道に尽くし倫理を踏み外さずに人と接する
紫…智・知恵を高め偏りのない豊富な知識を持ち人と接する

 

 

来週末は秋季大祭も催されますので、それにあわせてご覧になるのもよいかもしれませんね。